福岡市の外壁塗装費用相場を紹介!主な外壁塗料の特徴や相場も紹介

外壁塗装は、建物の美観や機能性を保つために重要です。
しかし外壁塗装には一定のまとまった金額が必要とされることから、実施にあたってはしっかりと予算を立てておきたいところですよね。
そして福岡市内においても、外壁塗装にかかる費用を事前に知っておくことは重要です。
そこで本記事では、福岡市における外壁塗装の費用相場や福岡市で外壁塗装に利用できる補助金などを紹介します。
福岡市内で外壁塗装を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
福岡市の外壁塗装の費用相場
総務省統計局のデータを元に算出すると、福岡市内における外壁塗装費用の相場はおよそ100〜200万円ほどです。
外壁塗装費用は、以下の計算式で算出可能です。
- 延べ床面積×係数(1.2)×塗装単価(下塗り+上塗り)+その他付帯工事費用
具体的な計算内容を、以下にまとめました。
項目 | 金額・数値 | |
塗装費用
|
福岡市の平均延床面積 | 124.51㎡ |
福岡市の平均外壁塗装面積 | 149.41㎡ | |
下塗り費用(900〜1,100円/㎡) | 134,469~164,351円 | |
上塗り費用(2,000〜4,800円/㎡) | 299,820~717,168円 | |
塗装費用小計(A) | 434,289~881,519円 | |
その他
工事費用 |
足場・幕張り | 237,088~395,147円 |
養生 | 44,823~74,705円 | |
高圧洗浄 | 水道水:14,941~44,823 バイオ洗浄:29,882〜74,705円 |
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コーキング打ち替え (180mの打ち替えの場合) |
90,000~216,000円 | |
軒天・破風・雨どい | 130,000~300,000円 | |
現場管理 | 72,000~88,000円 | |
その他工事費用小計(B) | 588,852~1,148,557円 | |
外積塗装の費用合計(A+B) | 1,023,141〜2,030,076円 |
福岡市の平均延床面積の引用元:政府統計の総合窓口e-Stat「平成30年住宅・土地統計調査」
屋根塗装も実施する場合は、上記相場に加えて200,000〜400,000円程度の費用が掛かります。
福岡市内地域の相場一覧
福岡市内地域の外壁塗装相場を一覧にすると、以下の通りです。
地区 | 平均延床面積 | 外壁塗装面積 | 外壁塗装相場 |
東区 | 122.35㎡ | 146.82㎡ | 1,011,551~2,008,800円 |
博多区 | 131.89㎡ | 158.27㎡ | 1,058,237~2,102,640円 |
中央区 | 134.57㎡ | 161.48㎡ | 1,071,268~2,128,851円 |
南区 | 123.43㎡ | 148.12㎡ | 1,016,869~2,019,483円 |
西区 | 129.59㎡ | 155.51㎡ | 1,047,014~2,080,071円 |
城南区 | 119.52㎡ | 143.42㎡ | 997,622~1,980,824円 |
早良区 | 119.68㎡ | 143.62㎡ | 998,442~1,982,471円 |
平均延床面積の引用元:政府統計の総合窓口e-Stat「平成30年住宅・土地統計調査」
【坪数別】福岡市の外壁塗装の費用相場
外壁塗装の費用相場を坪数別に整理すると、以下の通りです。
坪数 | 外壁塗装面積 | 費用相場 |
20坪(約66㎡) | 79.2㎡ | 726,629~1,439,262円 |
30坪(約99㎡) | 118.8㎡ | 895,711~1,776,505円 |
40坪(約132㎡) | 158.4㎡ | 1,058,766~2,103,703円 |
50坪(約165㎡) | 198㎡ | 1,217,968~2,424,480円 |
60坪(約198㎡) | 237.6㎡ | 1,374,434~2,740,697円 |
70坪(約231㎡) | 277.2㎡ | 1,528,827~3,053,458円 |
80坪(約264㎡) | 316.8㎡ | 1,681,578~3,363,484円 |
90坪(約297㎡) | 356.4㎡ | 1,832,988~3,671,274円 |
100坪(約330㎡) | 396㎡ | 1,983,275~3,977,192円 |
【費用相場順】外壁塗装に使う塗料の主な種類
外壁塗装にかかる費用は、使用する塗料の種類によっても異なります。
そのためここでは、外装塗料の主な種類を費用相場が安い順に紹介します。
今回紹介する外壁塗料は、以下の通りです。
塗料 | 単価相場 |
ウレタン塗料 | 1,000~2,000円/㎡ |
シリコン塗料 | 1,800~3,500円/㎡ |
ラジカル塗料 | 2,000~3,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 3,000~4,500円/㎡ |
無機塗料 | 4,000~5,000円/㎡ |
ウレタン塗料(単価相場1,000~2,000円/㎡)
単価相場 | 1,000~2,000円/㎡ |
耐用年数目安 | 5~10年 |
ウレタン塗料は、木材から金属まで幅広い素材に塗布できる汎用性が高い塗料です。
一般的な住宅であれば、場所を選ばずさまざまなところに使用できるといえます。
単価相場も比較的リーズナブルであることから、定期的に外壁塗装を新しくしたい方や予算をできるだけ抑えたい方には魅力的です。
ただし耐久年数が他の塗料に比べて低く、防汚性もあまり良くない点には注意しなくてはいけません。
建物の立地やおかれている環境によっては一定以上の耐用年数も期待できますが、長期的にはコスパが悪い場合もあるでしょう。
シリコン塗料(単価相場1,800~3,500円/㎡)
単価相場 | 1,800~3,500円/㎡ |
耐用年数目安 | 8~13年 |
シリコン塗料は、外壁塗装においては定番ともいえる塗料です。
どのメーカーもさまざまな商品を販売していることから、選択肢が多くある点は魅力的だといえます。
幅広い商品があることから単価相場も広く、性能の良さはほぼ値段の高さに比例すると考えて良いでしょう。
耐用年数はウレタン塗料より長めですが、次に紹介するラジカル塗料のハイブリッドが誕生したことから近年では以前よりも人気が分散しています。
しかし、費用面や耐久性などから選ばれやすい塗料と言えます。
ラジカル塗料(単価相場2,000~3,500円/㎡)
単価相場 | 2,000~3,500円/㎡ |
耐用年数目安 | 12~15年 |
ラジカル塗料は、2010年代以降になって激しい開発競争が起こっている塗料です。
「ラジカル」「ハイブリッド」などメーカーによってさまざまな呼び方があります。
シリコン塗料と単価相場はあまり変わらない一方で耐用年数が長く、比較的コストパフォーマンスが良い塗料だといえます。
フッ素塗料(単価相場3,000~4,500円/㎡)
単価相場 | 3,000~4,500円/㎡ |
耐用年数目安 | 13~20年 |
フッ素塗料は、耐候性の高さと耐用年数の長さが魅力的な塗料です。
単価相場はやや高額であることから、頻繁に塗り替えができないビルやマンションに使用されることが多い塗料です。
公共建築物に多く使用されている信頼性の高い塗料ですが、近年では価格帯があまり変わらずさらに耐用年数が長い塗料も存在します。
無機塗料(単価相場4,000~5,000円/㎡)
単価相場 | 4,000~5,000円/㎡ |
耐用年数目安 | 15~20年超 |
無機塗料は、紫外線に非常に強く耐用年数が20年にもなる非常に寿命の長い塗料です。
耐久性の高さから、公共性の高い建物や海に近い建物などで活用されています。
ただしあまりに耐用年数が長いことから、他の部分とのメンテナンスサイクルが合わずコストがかさんでしまう恐れもあるでしょう。
外壁塗装時に特に耐久年数の長さを重視しているなら、無機塗料は魅力的な塗料であると言えます。
福岡市内の外壁塗装で利用できる補助金・助成金
2024年7月時点では、福岡市が設けている外壁塗装のみに適用される補助金はありませんでした。
ただ、お家のリノベーションを対象とした補助金の中から外壁塗装にも適用できる助成金がいくつかありますので、ご紹介します。
福岡市空き家活用補助金
リノベーション関連の制度では2024年7月時点で「福岡市空き家活用補助金」の制度が実施されています。
福岡市空き家活用補助金は、市街化調整区域内の定住化促進を目的として空き家の改修をはじめとする工事費用を一部助成する制度です。
主な補助要件は、以下の通りです。
申請期間 | 2024年4月15日より随時募集 |
対象物件 | 市街化調整区域内の1年間利用されていない空き家 |
対象経費 | 改修工事費、設計費、家財処分費 |
補助率 | 対象経費の1/2 ※家財道具の処分費用については、全体の1/5 |
上限額 | 100万円 |
その他の条件 | 空き家を10年間以上活用すること |
地域貢献等空き家活用補助金
地域貢献等空き家活用補助金は、空き家を改修して以下の2つの用途に使用する際に改修費用やその他の費用の一部を補助する制度です。
地域貢献型 | こども食堂や福祉施設などの地域活性化への貢献 |
子育て居住型 | 子育て世代の定住化の促進を目的とした住宅としての利用 |
上記の内、子育て居住型の補助要件は以下の通りです。
申請期間 | 2024年4月15日より受付開始 |
対象者区域 | 市街化調整区域 |
対象経費 | 子育て対応改修工事費、設計費、家財処分費 |
補助率 | 対象経費の1/2 |
上限額 | 100万円 |
地域貢献等空き家活用補助金は先ほど紹介した福岡市空き家活用補助金に上乗せ可能(対象経費の重複は不可)です。
なお、過去には福岡市以外にも日本全国を対象とした『令和6年度長期優良住宅化リフォーム推進事業』など実施されていたため、今後も助成金情報などが更新された際には、こちらに加筆していきます。
ぜひ外壁塗装時の参考にしてください。
まとめ
今回は、福岡市内における外壁塗装費用の相場や外壁塗装に利用できる助成金などについて紹介しました。
外壁塗装にかかる費用は、延床面積や塗料の種類などさまざまな要素によって変化します。
今回紹介した費用相場や補助金制度を元に、ご自身の条件や予算に合った塗装業者をお選びください。
弊社『塗りプロ』では、塗装歴10年以上の職員が熟練の技術を活かして丁寧な塗装を行っています。
施工数500棟以上の確かな技術力で、建物の美観と耐久性の回復にお役立ていただくことが可能です。
福岡で外壁塗装にお困りの方は、ぜひ塗りプロへお気軽にご相談ください。お電話やメールでの無料相談はいつでも承っております!